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【漫画感想】「アイアンバディ」 1巻

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【漫画感想】「アイアンバディ」 1巻
アイアンバディ 1巻 / 左藤 真通

ロボットベンチャー・(有)西真(にしま)工業代表の西村真琴(にしむらまこと)は、単独で二足歩行ロボット「ロビンソン」の開発に成功する。しかし深刻な資金不足に陥っていた。真琴はどこまでも“強い”ロボットにこだわり、研究を続けようとするが……。ロボットに青春を捧げた男の、世界を変える戦いが始まる!

Amazon内容紹介より

今までありそうでなかった[1]自分が知らないだけの可能性も少なくないですが…リアル系のロボットエンジニア漫画「アイアンバディ」1巻です。1話試し読みを読んでみて、続いて欲しいなと思ったので、今後の期待込みで買いました。きっと2巻も買います。

さて「アイアンバディ」に登場する主人公・西村さんの作ったロボット「ロビンソン」は倒れない2足歩行ロボットでしたけれども、倒れない4足歩行ロボットであるBigDogでもなかなかの衝撃度だったので、きっと現実世界でいたら驚くだろうなあ、とか思いました。その辺のお話に詳しい訳ではないのですが、現状では少し押してバランスを崩さない程度の2足歩行ロボットくらいしか存在しなかったと思うので、ベンチャー企業が、というよりはほぼ1人の人間が独力で「ロビンソン」のようなロボットを作り上げたのだとしたらお金になるならない以前に物凄いことでしょう。

ちなみにアイアンバディでは、わりとロボットをイジる・楽しむというところの他にも現実的な問題…つまりお金の問題に関してもしっかりと扱っていくように感じられるのが、自分の好みではあります。主人公は圧倒的にお金に執着してなさそうですが、10億円でのオファーを「安すぎない?」と突っぱねるしっかりとした感覚もあるようですしね。まあ、そもそも10億円のオファーが河原で出てくるとは思えませんけれども…。

ところで1話で西村さんが謎改造をしてギューンと飛んでしまったクマのぬいぐるみはどんなことをされたのでしょうかね。なかなかぬいぐるみのような形状のものがギューン[2]モーター的な音ということでしょう…と外的な力を受けずに飛び跳ねるのは不思議ではあります。あのサイズで飛び跳ねることができるぬいぐるみがあったら絶対欲しくなりますね。バネ的な動きができるぬいぐるみ…どんな改造をしたのでしょうか。謎技術です。ロボットに関しては謎技術が大量投入されないと良いなあ、とか思います。

またロボット格闘イベントで、どこかが壊れてしまって気付けない人に対する主人公の「ドント スィンク!…フィーール!!」の台詞はもうちょっと何とかならなかったのかな…とか思いましたね。そもそもどちらかと言うと、エンジニアの人にはDon’t think! feel!!とか言って欲しくはなかったですし。読みながら「そういう時だからこそ、しっかりと考えさせろよ!」と突っ込んでしまったり…。

そんな訳で「アイアンバディ」は今までありそうでなかったリアル系のロボットエンジニア漫画で現実感のあるお金の問題なども投資家の登場人物を絡めて進行しているので、今後が楽しみです。基本的には夢を追う熱血系の漫画なので、地味でもしっかりと熱さを保っていって欲しいな、とか思います。

References

References
1 自分が知らないだけの可能性も少なくないですが…
2 モーター的な音ということでしょう…

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