カテゴリー: 活字本-歴史

【読書感想】「紙幣の博物誌」

素材価値のない紙幣が通貨として安定して流通するためには、強大な権力、絶大な信用、それを支える確固とした法制がなければならず、戦乱のない平和な社会であることが必要とされてきた。そして紙幣の歴史は宗教、言...

【読書感想】「通貨の日本史」

中国からの輸入銭に頼った中世、石見銀山の「シルバーラッシュ」が世界経済を動かした戦国時代、デフレ対策に奔走した江戸の改革者たち、植民地の通貨政策…… 七世紀に無文銀銭が登場してから現在に至るまで、通貨...

【読書感想】「幕末武士の失業と再就職」

騒動は、安政二年六月の夏にはじまった。田辺に居住する紀州藩横須賀組一統に対し、紀州家から支藩安藤家への支配替の通達が届けられた。横須賀組二十二家はこれを拒み、家康以来の徳川直臣の家柄である証拠書類をも...

【読書感想】「中世ヨーロッパの城の生活」

牢固とまた堂々と風格を漂わせ、聳える城。西欧中世、要塞のような城が陸続と建造されていった。城作りはいついかなる理由で始まったのだろうか。城の内外ではどのような生活が営まれていたのだろうか。ウェールズ東...

【読書感想】「トウガラシの世界史」

比類ない辛さが魅力のトウガラシ。原産地の中南米からヨーロッパに伝わった当初は「食べると死ぬ」とまで言われた。だが、わずか五百年のうちに全世界の人々を魅了するに至った。ピーマンやパプリカもトウガラシから...

【読書感想】「パスタでたどるイタリア史」

「パスタを食べることでイタリア人はイタリア人であることを自覚する」―。地域色の強いイタリアで、人々の心を結ぶ力をもつパスタ。この国民食は、いつ、どのように成立したのでしょう。古代ローマのパスタの原型か...

【読書感想】「中世ヨーロッパの農村の生活」

中世ヨーロッパ全人口の九割以上は農村に生きた。村で働き、結婚し、エールを飲み、あるいは罪を犯し、教会へ行き、子をなし、病気になり、死んでいった。舞台は十三世紀後半イングランドの農村、エルトン。飢饉や黒...

【読書感想】「アイヌと縄文」

アイヌこそが縄文人の正統な末裔であることが、最近のさまざまな研究や調査で明らかになっている。平地人となることを拒否し、北海道という山中にとどまって縄文の習俗を最後まで守り通したアイヌの人びと、その文化...

【読書感想】「アイヌ学入門」

アイヌと聞くと、北海道の大自然の中で自然と共生し、太古以来の平和でエコロジカルな生活を送っていた民族というのが一般的なイメージでしょう。 しかし、これは歴史的事実を無視した全くの誤解に過ぎません。例え...