全ページゆっくりと改修中です。御了承ください。

【ゲーム感想】Planetbase

スポンサーリンク

Planetbase – Steam / 購入時1485円[1]2016年3月22日現在最安値。通常は1980円
f:id:fuhinemu:20160322133829p:plain
Planetbaseです。一通りプレイしました。実質プレイ時間は25時間くらいで実績解除は69%ですね。残った実績はマゾ惑星で頑張るか基地をスピード成長をさせなければいけないものなので、疲れそうですからパスです。似たタイプのゲームでプレイしかけのBanished[2]開拓移民の寒村シムゲーム。50時間ほどプレイして絶賛放置中。を一通りプレイしたと思えたら、もう一度プレイしてみるかもしれませんね。ちなみにPlanetbaseは公式ではありませんが日本語化も容易に可能なので英語恐怖症の方でも問題なくプレイ可能です。

さて、Planetbaseはタイトルの通り惑星基地を作り拡大させていくシム系のゲームです。ゲームは10人弱の惑星植民者が惑星に到着するところから始まります。個人的にはこの時点で自動運搬ロボットと自動建設ロボットが存在する技術力があるのに、なぜ開発ゼロ時点でロボットと一緒になって惑星に降り立っちゃったの…と思ってしまいました。もう少し緊急避難的に惑星に降り立たなければいけなかった理由などをゲーム開始時に描いて欲しかったですね。ちなみに下が何も存在しない惑星にロボット×2と一緒に降り立ってしまった無謀な開拓民7名の図になります。
【ゲーム感想】Planetbase

シムシティ系の街作りゲームは基本的にどれもそうですが、Planetbaseもひたすらバランスマネジメントをするゲームです。人口増加と電力・食料・酸素・水のバランスを見極めながら適切なスピードと優先順位で施設を増設していくことを繰り返していきます。規模がある程度になると、少しバランスが崩れても気にする必要がなくなりますが…。シムシティなどの名作と言われているゲームとの違いはそのバランスマネジメントが前面に押し出されすぎてしまって、作業感が強いところでしょうか。これは恐らく、施設の種類とパラメータの少なさによるように思います。もう少し施設やパラメータが増えて相互作用してくれば、マネジメントも複雑化して作業感は減らせたのではないでしょうかね[3]今のシビアさで複雑化すると難易度はかなり増すのかもしれませんが…
f:id:fuhinemu:20160322153029j:plain

ところで、何度か書いているようにプレイ感は本当にBanishedと似ているのですが、ゲーム内で流れる時間間隔の違いでその表現はかなり変わっています。Banishedは年単位で時間が経過していくので、開拓民が家族を作り子どもを産み死んでいくことで人口が増減していくのに対して、Planetbaseでは日単位で時間が経過していくので、宇宙船の発着場を作ることで新たな移民者を呼び込んで人口を増やしていきます。結果として事故死[4]餓死・酸欠・隕石衝突による死亡などはありますが、自然死はありませんし、もちろん子どもが産まれる、ということもありません。

バランスマネジメントをするゲームで自然人口増加がないのはかなりコントロールし易いです。宇宙船の発着を止めてしまえば人口が増加することは決してありませんので、事故死さえ防ぐことが出来れば現在人口での最適なバランスは時間をかけて調節出来るからです。隕石衝突に関しては、少し規模が大きくなれば隕石衝突を防ぐレーザー砲台のような施設が建設出来ますから、後は餓死と酸欠を防げば良いだけです。餓死と酸欠に関しては一度発生してしまうと負のスパイラルに突入してしまうので解決がかなり難しく、全滅コース待ったなしです。それなので、基本的にはほんの少しだけ余裕をもった運用をしていくのが吉でしょう。自然死と自然人口増加がある場合はこの余裕をもう一段階上に見積もらないといけないので、大変なのですよね。
f:id:fuhinemu:20160322154917j:plain

また、この手のゲームではお馬鹿AIの挙動にビックリすることが多々ありますが、このゲームでもあります。一例としては、基地の目の前に採掘場を作って基地外を歩く距離を最短にしてあげているのにもかかわらず、明々後日の方向にさまよい続け、最期には酸欠で死んでいくのです。基地内のバランスがちゃんととれているのに、時々どこからかうめき声が聞こえて死ぬ人がいるのは大抵これが原因。そもそも採掘ロボット[5]このゲームには運搬ロボット・建設ロボット・採掘ロボットの3種のロボットが存在しますが採掘場の数以上存在していて、作業員が採掘作業をする必要がないにもかかわらず結構な頻度で起こるので、きっと心の病だったのだろうな、とかストーリーを作って脳内補完することにしていました。これが起き出すのは基地の規模がそれなりに大きくなってきた頃で、人が1人2人死んでも大して問題がないタイミングでしたので、心穏やかに見ていられましたね。下が心を病んでしまって基地から遠ざかっていく作業員の図です。後に当然のように酸欠で死亡。
f:id:fuhinemu:20160322151111j:plain

さてさて最後になりましたが、Planetbase、オススメかと言うと微妙なところでした。惑星植民にはロマンがありますから、雰囲気は最高です。操作感も悪くないですし、致命的なバグもなさそうでした。更に街作り系のゲームにしては動作も軽快な部類でしょう。ただ、どうしてもいま一歩感は否めなかったですね。序盤の電力不足との戦いのヒリヒリした感じはとても良かったので私はそれなりに満足しましたが、2000円近くする街作りゲームの割には楽しめる時間は短いかな、という印象です。宇宙開拓にこだわりがなければ、セール時に495円で買うことが出来るBanishedの方が長く楽しめるのでオススメです。ただPlanetbaseはMODで要素が増えていったらまた大きく印象が変わるゲームかもしれませんね。少し期待しています。

【以下公式トレーラー】

References

References
1 2016年3月22日現在最安値。通常は1980円
2 開拓移民の寒村シムゲーム。50時間ほどプレイして絶賛放置中。
3 今のシビアさで複雑化すると難易度はかなり増すのかもしれませんが…
4 餓死・酸欠・隕石衝突による死亡など
5 このゲームには運搬ロボット・建設ロボット・採掘ロボットの3種のロボットが存在します

コメント