Microsoftのキーボード『Sculpt Ergonomic Keyboard for Business USB Port 5KV-00006』を使い始めて約2週間になりました。そこそこの時間使ったので、感想を書いてみようと思います。
マイクロソフト キーボード ワイヤレス/人間工学デザイン Sculpt Ergonomic Keyboard for Business USB Port 5KV-00006
- 出版社/メーカー: マイクロソフト
- 発売日: 2013/09/27
- メディア: Personal Computers
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そもそもですが、自宅のPC環境はLenovoのT520に外付けディスプレイを付けてマルチディスプレイにして使っています。そうした時に、どうしてもメインのディスプレイは外付けの24インチディスプレイになってしまうので、キーボード操作をする際には若干、身体をひねりながらの作業になることが多かったです。
以前は、それでもほとんど気になることがなかったのですが、年齢の問題なのか、最近ではある程度の時間の作業をしていると肩や腰に負担を感じることが多々ありました。肩腰への負担の蓄積は将来への大きな負債になりそうでしたので、これを改善するためには外付けのキーボードを使い、メインで使うディスプレイとの間で身体の正面の位置に配置するのが一番簡単な解決策だろうと思いました。
自分は長いことThinkpadを使ってきた人間なので、大人しくThinkpadのキーボードにしようかとも一時は考えたのですが、お仕事で使う訳ではない物の割には高い点や、Microsoftのハードウェアには良い印象が強かった点、特に『Sculpt Ergonomic Keyboard』とセットでも売っている『Sculpt Ergonomic Mouse』を使っていて、かなり気に入っている点なども考慮して、『Sculpt Ergonomic Keyboard』を選択しました。
レノボ・ジャパン ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード – 日本語 0B47181
- 出版社/メーカー: レノボ・ジャパン
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マイクロソフト ワイヤレス マウス 人間工学 高精細読み取りセンサー Sculpt Ergonomic Mouse (ブルートラック) L6V-00008
- 出版社/メーカー: マイクロソフト
- 発売日: 2013/09/06
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そして約2週間使ってみた感想ですが、キーボードを使っていて肩が内側に巻き込まれる感覚*1が少なくて、肩への負担は小さい気がします。これはある程度キーボード全体の幅が広くて手を肩から真っ直ぐとまではいかないまでも、それほど内側に置かなくても済むからでしょう。この感覚はかなり気に入っています。
またパームレストがあり、手首を支えてくれる点も肩への負担は少なくなっているように思います。ただし、パームレストのクッション性が良いかと言われると微妙です。素材が少しザラついていて肌触りが良いか、と言えば良くありません。この素材感は価格相応と言えば、そうかもしれません。
そしてパームレストの下側にパームリフトを取り付けることができるのですが、高さを段階的に変更することはできないのが難点です。2段階くらいは調節できると嬉しかったのですけれども…。取り付けるか、取り付けないかの2択しかありません。そして、これは個体差なのかもしれませんが、なぜかパームリフトを外した状態だとキーボードが安定しません。タイプするとカタカタとキーボード自体が動いてしまいます。キーボード本体が若干歪んでいるのかもしれませんね。個人的にはパームリフトを取り付けた高さがちょうど良かったので問題にはなりませんでした。
さて、次にキーボードで大切なキー自体ですが、正直お仕事に使うにはかなりの慣れが必要な気がします。他のキーボードと併用しながら、という環境ではタイプミスの連続になると思います。個人的には特にEnter,BS,Deleteの3つでのミスが気になりました。また周縁部のキー*2は、時々引っかかりを感じます。もしかしたら、これはパームリフトを外した時に感じたキーボード自体の歪みと関係している個体的な問題なのかもしれませんが…。Alt,PgUp,PgDn辺りを使った際に時々ガリッと引っかかる感じが気持ち悪いです。ちなみに周縁部以外の打鍵感は一般的なキーボードですね。
以上のように気になる点は少なくありませんし、このキーボードをもう一台買ってお仕事用にするか、と言うとしませんけれども、5000円前後*3のキーボードをある程度の長時間使うとなった時には、身体への負担が少ない点はかなりのメリットになると思います。もちろん、身体は個人差が大きい部分でもありますから、誰にでも、という訳ではないでしょうけれども。
最後にこちらで少し書いた通り、机の上のデザイン的な統一感がそれほどの金額をかけずに達成できたのは満足感が高かったですね。トータルとすれば、かなり満足できるキーボードになりました。とは言え、まだ約2週間ですから、これから半年・1年と使っていく中で、気付く点も少なくないとは思いますけれどもね。
ちなみに、次に買いたいキーボードは今のところ決まっていて、この「Barocco」です。あまりお高くないと嬉しいのですけれども…。
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