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【漫画感想】「東京カラス」 9巻

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【漫画感想】「東京カラス」 9巻
東京カラス 9巻 / 宮下 裕樹, コザキユースケ

大島田家を襲うトンデモない事件勃発!特殊能力は何も持たない女子高生・大島田満子率いる代々木第四高校・都市伝説研究会。大看板・大島田家を巡る勢力争いが、日本の陰陽界を東西に分ける大抗争に発展。そして、その結果…東のクリスティーヌ春子が大島田の跡目を継ぐことに。逆に満子は失踪し、表舞台から姿を消してしまう。更に、クリスの母・ブリトニーが、凄まじい計画を実行に移そうと暗躍し…!

Amazon内容紹介より

あまり深いことを考えずに楽しめる漫画の代表として最近一番心待ちにしている「東京カラス」も9巻です。次は早くも10巻の大台ですね。「リュウマのガゴウ」は次巻である10巻が最終巻のようですが、東京カラスは続けようと思えば、まだまだまだまだ続けられそうではあります。ここ数巻の流れでは、しっかりとストーリーが進められていますし、お話的には大島田家のお家騒動が解決すれば大団円的なところがありそうなので、そろそろ佳境なのかもしれませんね。個人的には非日常なことの起こりまくる日常系の漫画として長く続いてくれば、とか思ってはいるのですが…。

さて「トイレの花澤さん」回、冒頭部分にある学校のチャイムの音に早速笑ってしまって、とても悔しかったです。「くそう、こんな小学生みたいなネタに笑ってしまうとは」とか思ってしまいましたね。結構この手の気の抜けた笑い、みたいなものに弱い気がします。そして、そういうテイストの笑いが多いから東京カラスが好きなのかもしれませんね。正義警官モンジュの頃から引き続きですが、飽きません。

また柴犬フォルムだった滝川君が突然人間形態に戻ったり、表紙にも登場するボルゾイフォルム[1]寅子さん曰くに変化したりと忙しいことになっていましたね。ボルゾイフォルムの毛並みは元々長身イケメン君である滝川君にはお似合いだったように思います。個人的には柴犬フォルムの滝川君が可愛くて好きだったので、いつかは戻って欲しいですけれどもね。それにしても滝川君にしても山田君にしても、随分と見た目が変化しているにも関わらず、周囲の人たちのスルーっぷりには驚かされます。お互いに興味がないのか、外見にとらわれることのない関係性だからか…どちらにせよ読んでいるこちら側で突っ込みたくなってしまうので、もう少し早めに色々と気付いて欲しいところです。

そして巌様の神様ですら鎮まるエクストリーム土下座の激しさと威力はとんでもなかったですね。なぜ心拍数が落ちたり瀕死みたいな状態になってしまうのかはよくわかりませんでしたが、細かいことはどうでも良く思えるような慈悲と慈愛を感じる土下座でした。そして坂井さんの言う通り、巌様がなぜその看板を読みたくなったのかも謎すぎますけれども、その行動を推測できてしまった坂井さんも大概のような気がしますね。東京カラスに登場する人物の中では一番まともそうに見えて、なおかつとても強い坂井さんですが、やはり他の登場人物と同様にどこかおかしいです。

そんな訳で「東京カラス」9巻は新たな展開が始まった巻になりました。もしかしたら物語は佳境に突入しているのかもしれませんね。9巻では前半にほとんど出番のなかった満子さんによる10巻での逆襲が今から楽しみです。ブリトニーの騒動を解決した後に、何事もなかったかのように日常回が再び始まることを願ってしまいますが、今はただ10巻を楽しみに待とうと思います。

References

References
1 寅子さん曰く

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