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【漫画感想】「Levius/est」 1巻

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Levius/est 1巻
Levius/est 1巻 / 中田 春彌

人体と機械を融合させた究極の格闘技─機関拳闘。その若き闘士、レビウスは、ライバルのヒューゴを撃破した謎の美少女兵器A.J.との昇格戦に勝利し、ついに頂上リーグGrade-1に登りつめる。しかし、そのダメージは大きく、1年もの間、生死の境をさまようが、その危機を救ったのが…!? レビウスの“妻”だと名乗る少女闘士、ナタリアも登場し、格闘技の頂上バトルはいきなりの最高潮を迎えた!!

Amazon 内容紹介より

現在、私が画のカッコ良さでは1番だと思う漫画である「Levius」がIKKIからウルトラジャンプへ移籍して、仕切り直しての「Levius/est」第1巻ですね。一応、IKKIの頃の内容を掻い摘んで振り返ってくれていますが、/estから読み始めただけだと恐らくストーリー的にはよくわからないと思います。しっかりと楽しむためにはIKKIのLevius全3巻を読むことをオススメしますよ。

さて、掲載誌の移籍というのが大きかったのだと思いますが、/estではコメディ要素がそこそこ取り込まれています。IKKIの頃も主人公レビウスの伯父さんザックはトボけたキャラクターではありましたが、そういうレベルではなく若干の戸惑いを感じました。IKKIの時は大半が闘いのシーンだったので、闘いが終わった時には同じような感じになる予定だったのかも知れませんが、どちらにせよ個人的にはコメディ要素は極力取り除いて欲しかったですね。

ところで、/estになってA.Jが普通に会話をしていますが、声帯回復施術みたいなものがあるのでしょうか。確かアメジスト代表のピエロの人がA.Jの声帯なんてとっくの昔に取り払った、というようなことを言っていた気がするんですが…。まあ、相当に医療技術レベルは高そうなので人工声帯でもまったく問題がないのでしょうね[1]となると、ザックの目とかも何とでもなりそうな気がしますが…。少し気にはなりました。

また、ゆくゆくは復活してレビウスとライバル的な感じになるのかな、と思っていたヒューゴがあっさりと死んでしまっていたことには驚きましたね。IKKIの頃から、何で生きていられるの…状態ではあったので、あっさり死んだ、というのは語弊がありますけれども。個人的には好きなキャラクターだったので、生きていて欲しかったですね。とは言え、さすがに今の状態から「やっぱり生きていました」だけは絶対に止めて欲しいですが…。

ちなみにヒューゴと入れ替わりで登場した新キャラの元気っ娘ナタリアは1巻の一番最後に「ふひぃ!!」とか言っていて、キャラ的に少し親近感が湧きました。ただ、私が望むLeviusのテイストのキャラかと言うと微妙なところではあります。私が望むLeviusの路線は寡黙でシリアス、でも闘うシーンは激熱、という感じなんでしょう。もちろん、私の望み通りではなくても、それで楽しめるのなら何でも良いのですけれどもね。

さてさて2巻以降で心配なのは、今後闘う可能性のある強い相手が12人もいる、という点ですかね。今までの戦闘でも生きていて良かったねレベルのダメージをお互いが受けているので、今後は実力伯仲であればあるほどに、死が近付く訳で…。あまりパワーインフレは起こして欲しくないですし、国家の代理戦争の側面が強調されてきて、どうやって闘いを処理していくのかは気になるところです。画のカッコ良さだけで楽しめてしまうところがある分、2巻以降のストーリーが気になります。

最後にフランスでのLevius[2]/estではなくトレーラー動画があったので貼っておきます。カッコ良いですね。フランス語というだけでカッコ良さ3割増しくらいはありそうです。


Trailer : Levius

References

References
1 となると、ザックの目とかも何とでもなりそうな気がしますが…
2 /estではなく

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