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【漫画感想】「ウィッチクラフトワークス」 7,8,9巻

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ウィッチクラフトワークス 9巻
ウィッチクラフトワークス 9巻 / 水薙 竜

火々里(かがり)さんの登場によって、お兄ちゃん所有権が侵害され続けている霞(かすみ)ちゃん。我慢できずに霞ちゃんが選んだ対抗手段、それは魔法による新世界の創造!? 霞ちゃんの望む世界は?

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twitterに書いた通りなのですが、9巻を昨年末から積んでいたので読んだところ、7巻から読んでいなかったらしいことが判明しました。まさかの!

可能性としては、実は7巻も買っているけれども、積んでいる場所が全然違っていて発掘されていないだけ、ということも考えられるので、後日になったら7巻もダブっていても不思議ではありません。実際にそういう本も本棚には何冊か存在していますし…。本を売ることをしない人なので、ダブりの6巻はきっとこのまま己の過ちを見せ付けるように本棚に居座り続けることでしょう。

さて、そんなことはともかくとしてウィッチクラフトワークスの7,8,9巻です。そもそもなぜ7巻からこれほど読まずに積んでおいたのか、というのが自分でも不思議だったのですが、読んで納得しました。6巻でウィークエンド編が終わって、切り替わるタイミングだったのですね。道理で…。個人的にはウィッチクラフトワークスはケモミミ娘こと倉石たんぽぽちゃんを愛でる漫画でしたので、久しぶりの日常回は嬉しかったです。ただ、よくよく考えると日常回とシリアス・ストーリー回との境目がそれほどない漫画なんですよね。そういう意味では地味ですが、毎回安定した面白さがあると思います。

ところで主人公の多華宮仄君の妹・霞ちゃんの度を超えたブラコンっぷりが観察されるウィッチクラフトワークスですが、7巻以降はかなりエスカレートしてしまっていますね。現実世界で妹をもつお兄ちゃんの身としては、色々と思うところあるのですが、基本的にはカワイイから許せるかな、という感じです。ただ、この辺りは嫌がる人もいそうな気がしますね。

この漫画の主人公は多華宮仄君なのでしょうけれども、彼はヒロイン役でもあるので大変です。巻を積み重ねるごとに男らしい部分が垣間見れる瞬間も増えてきた気もしますが、それにしてもまだまだ基本的にはお姫様ですね。それに対して他のキャラクターたちから姫様と呼ばれるヒロインであるはずの火々里綾火さんは、当初から強くてカッコ良いイケメンキャラでしたが、ここにきてこちらは戸惑いを見せる瞬間が増えてきた気がします。それが女性らしさだとも弱さだとも思いませんが、2人の関係性が少しずつ変化しているのかな、と思わせられる部分が少なくなかったですね。

それにしてもこの漫画における魔女の基本設定が未だによくわかっていません。火々里綾火さんのお母さんである火々里かざねさんは百年単位で生きているみたいですけれども、綾火さんは?とか敵対勢力であるはずがいつの間にか慣れ合いのお友達状態になっている倉石たんぽぽちゃん以下『塔の魔女』の面々も普通の見た目通りの年齢な感じですよね。きっとその辺りの秘密?は仄君と綾火さんの過去のお話ともリンクしてきそうですから、少しずつわかっていくことを期待しましょう。個人的には中世の魔女ネタは好きなので、その辺りの小ネタがもう少し挟まれたら嬉しいですね。そして、もっとたくさんのたんぽぽちゃんの活躍を見たいです。10巻以降のたんぽぽちゃんに期待ですね。

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