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【漫画感想】「のーどうでいず」 1巻

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【漫画感想】「のーどうでいず」 1巻
のーどうでいず 1巻 / せきはん

高校生のさとみちゃんを中心に、中学生&小学生の4人の女の子たちが夏休みの野山を駆け回ったり、川魚を釣ったり、ショッピングモールに遠征したりします。『ヴィンランド・サガ』と『プラネテス』で《人間》と《自然・宇宙》が対峙する極限状態を描いた幸村誠が、まさかの大絶賛!『グッバイエバーグリーン』のせきはん(大森しんや)が描くご近所のんびりアウトドアが始まりました♪

Amazon内容紹介より

タナゴを愛する女子高生のさとみちゃんたちが、全編カラーの埼玉県の田舎で楽しそうに主に水辺の遊びをするお話でした。基本的に女の子たちだけでキャッキャウフフする漫画はそれほど好みではないのですけれども、「のーどうでいず」は楽しめましたね。タナゴを始めとした水棲生物や主に水辺の植生などにも結構詳しく触れてくれそうなところが好みに合致したのかもしれません。

さて「のーどうでいず」1巻ですが、やはり全編カラーというのは目を引きますね。色使いが淡い感じでノスタルジックな雰囲気があると思います。まさに思い出の中の田舎の夏休み感が溢れる色ですね。ただし自分のすごしたことがある土地はみんな地方都市ばかりなので、こういった田舎感はかなりステレオタイプな印象である可能性も否めませんけれどもね。一般的な単行本価格から考えると少しお高めな価格設定ではありますけれども、この色使いの全編カラーであれば納得です。満足できるカラーの使い方だと思いますよ。

それにしても埼玉ってこんな田舎なところがあるの?という疑問がまずありました。近隣県ではあるのですけれども、行く機会がほとんどないので全然知らないのですよね、埼玉。さすがに中学生がイオンではしゃぐ、みたいな土地柄ではないような気がするのですが、そんな感じなのでしょうかね。スタバだってたくさんあるでしょ、埼玉。東京の西の果ての方は超田舎、というのは実際に行ったこともあるので何となくわかるのですが、のーどうでいずの舞台も似たような感じの場所なのでしょうかね。

個人的には各話の間に挿まれる簡単な淡水魚の捕り方が載っているのが嬉しいです。こういう遊びを体験したことがほとんどないので、読んで想像するだけで楽しくなります。今のうちに自分1人で楽しんでおいた方が良い気がしてきますね。今後も各話で捕った魚や水棲生物の詳細みたいなものもたくさん挿んでくれると嬉しいです。作業としては、超大変そうですけれども…。まあ、さとみちゃんにならって素直にその手の図鑑を見れば良いだけのような気もしますが。

ところで1巻では7月19日から始まって、8月4日までのお話ですけれども、カレンダー的にはすでに夏休みの折り返し感があります。夏休み以降はお話が続くのか、というところは気になるところですね。夏休みが終わってしまうと、主人公のさとみちゃんだけ生活圏が変わってしまうのでやはり夏休み限定なのかもしれません。一年、四季を通しての様子も見てみたい気がしますが、こういう遊びは、週末土日の遊びとは一味違ったところがあるように思えるので、やはり夏休み限定のお話なのでしょうか。「のんのんびより」も小、中学生と年齢が違っていても同じ学校に通っているからこそのお話でしょうからね[1]漫画は未読です

そんな訳で「のーどうでいず」1巻は、どうしても田舎生活に憧れを抱いてしまう自分としてはとても楽しめました。「ヤマノススメ」が好きな方などにはオススメできるのでは、と思います[2]自分はヤマノススメは1巻だけ買ったのと、アニメしか観ていませんけれども…。できれば季節が変わった色合いもカラーで感じたい漫画なので、ゆっくりと続いて欲しいですね。純ちゃんとはなこちゃんの傘があまりにも可愛かったので、2巻以降に登場する小物にも期待しています。

References

References
1 漫画は未読です
2 自分はヤマノススメは1巻だけ買ったのと、アニメしか観ていませんけれども…

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