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【漫画感想】「メイドインアビス」 6巻

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【漫画感想】「メイドインアビス」 6巻
メイドインアビス 6巻 / つくしあきひと

大穴『アビス』の底を目指し、探窟を続けるリコとレグ、そしてナナチ。壮絶な戦いの末、宿敵ボンドルド討伐に成功する――。白笛に身を変えた“プルシュカ”を手にし、『絶界の祭壇』に到達したリコ一行。二度と帰ってはこられないという『絶界行(ラストダイブ)』の末、ついに六層に辿り着く――。しかし、そんな彼女たちの前に出現したのは、独特の価値観を持つ“成れ果て”たちの棲む村であった――。理性と本能が入り混じる大冒険活劇、第六巻‼

Amazon 内容紹介より

2017年の夏アニメとして現在アニメも放送中で絶好調のメイドインアビスも6巻です。自分はまだアニメを観ることが出来ていないのですけれども、ちらほらと聞こえてくる話を総合すると原作ファンも大満足のようですね[1]4話までの段階の話として、ではありますけれども…。大好きな漫画なので、自分もいつかはアニメを観たいな、と思っているのですが、いつになることやら…。

さて「メイドインアビス」6巻です。アニメでアビスに向かって出発するリコとレグを観てほんわかしている方々が、今後の展開でどういう反応をしてくれるのか楽しみのような不安のような心持ちです。漫画の何巻までを今期アニメ化するのかはわかりませんけれども、今回発売された6巻までは間違いなく含まれないでしょう。アニメからメイドインアビスに触れた方にはアニメ終了後にでも6巻まで原作である漫画を楽しんで欲しいな、と心から思います。

ちなみに6巻では主人公リコは最初から最後まで「う○こ」して終わります。そりゃあ、こんな顔にもなるってもんです。ボンドルドさんが実際に見ていたかどうかも気になるところですね[2]ボンドルドさんが見ることが出来たシーンは下のコマではありませんけれども
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リコはう○こしているだけでしたが、お話は新しい展開を見せてくれました。ラストダイブをはたしたリコ一行は、今まで以上に情報のない訳のわからない世界にたどり着きます。そこでは大事な可愛いマスコットキャラクターであるメイニャが突然、悲惨な目にあったりしますけれども、比較的整った価値観の下で社会運営されているみたいですので、ボンドルドさんと対峙した時のような度し難さはありませんでしたね。まあ、その社会自体をボンドルドさんが作っていたみたいではありますけれども…。そんな奇妙な社会の中でも、リコがバイタリティの高さを見せ付けてくれています。最終的にはう○こしているだけでしたが。

それにしても相手の体毛をムシって小動物のお尻に入れて縫い付けるとか、かなりレベルの高い敵対の意思表示な感じがしますね。相手の移動先に小動物の死骸を置く、みたいな敵対の意思表示はありそうな気がしますけど、それよりも一段上な印象です。さすがにこれを歓迎の意思表示でした、とかは言わないと思いますけれども、新登場ファプタの仕業だったのでしょうかね。対レグで見せた力量的にはファプタであれば、もっと直接的に行動しても良さそうな感じがしてしまいましたが…。レグとの関係も含めて謎の多いファプタにも大注目せずにはいられません。

また初期から登場していた「お祈りガイコツ」ですが、ここにきて世界のバックグラウンドとしてだけの存在ではなく、アビスの謎に深く関わっていそうな感じがしてきましたね。アビスの最深部を目指すことでアビスの謎に迫っていくリコ一行と、リコとレグの出発時から体調を崩していたキユイの状況から不動卿オーゼンを訪ねた孤児院のリーダーであるジルオ、そしてボンドルドが目標としていたらしい「“次の2000年”がどうとか…」を合わせると2000年周期というのがアビスの1つの大きな仕組みのようです。そして、今がちょうどそのタイミングであるらしいと。恐らくは白笛の面々は、その事実を知っているのでしょうけれども、各人で対応が違うということなのでしょうか。もしかしたら、そのうちにボンドルドさんの目指そうとしていたところに納得してしまう未来があるのかもしれません。

ところで現在、Amazonさんではメイドインアビスのkindle版が全巻半額で購入できます[3]このセールは終了したようです。新巻である6巻まで半額なの!?と衝撃を受けたのですが、お金に困っていない方にはぜひ紙の本も買って欲しいな、と思います。ただ以前であればkindle版にはカバー下が含まれていなかったのですが、今はちゃんと含まれているのですよね…。紙派としては、もう紙の手触りとか匂いとかをオススメするしか方法がないのがツラいところです。ちなみに6巻のカバー下では、メイドインアビスに欠かせない「リコ爆弾」の背景が語られていて、「それは大きくしたくなるよね…」とかしみじみしてしまいました。裏表紙のカバー下にある「不覚…」も含めて必見ですよ。

そんな訳で「メイドインアビス」6巻は新しい展開が始まり、久しぶりにツラい描写がほとんどない巻になりました[4]「まあああ」の人(?)が人型だったら相当ツラかったのかも知れませんけれども…。メイドインアビスですから、このままでは済まないとは思いますが…。謎の双子の存在も気になるところです。メナエはいつか登場するのでしょうか。ハディマエ、気になるところは尽きませんが、7巻を楽しみに待つことにしましょう。

References

References
1 4話までの段階の話として、ではありますけれども…
2 ボンドルドさんが見ることが出来たシーンは下のコマではありませんけれども
3 このセールは終了したようです
4 「まあああ」の人(?)が人型だったら相当ツラかったのかも知れませんけれども…

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