美味し、なつかし、駄菓子コメディー開封!ここは、のどかな田舎町。駄菓子屋の息子・ココノツはある日、都会から来た美少女に出会う・・・「うまい棒で最高の組み合わせを作って、私を満足させてごらんなさい!!」「見せてあげるわ・・・ポテトフライの一番贅沢な食べ方・・・!!」うまい棒、ブタメン、ラムネなどなど・・・駄菓子マニアの美少女・ほたるが繰り出す数々の駄菓子たちに・・・困惑するココノツ!!こうして、少年×少女×駄菓子のおかしな夏が始まった・・・!!
Amazon 内容紹介より
これまた随分と積んでしまいましたね。「だがしかし」です。1巻も読まない間に既に2巻も積まれており、そろそろ3巻が出る段階でやっと読むことにしました。ただ、これだけ人気があれば語ることもなさそうな気がします。Amazonレビューでも1巻が65件、2巻が28件もありますからね[1]2015年9月28日現在。基本的にはそちらを読んで頂くのがよろしいかと…。
さて私自身は駄菓子にそれほど親しんだ記憶がないのですが、それでも2巻に登場する「ねるねるねるね」と「ボンタン飴」は懐かしかったですね。逆に言えば、その他はあまり馴染みがない物たちでした。しかしとは言え駄菓子や(一般的に)幼い頃に楽しむ世界を懐かしく描いてあって優しい気持ちになることは出来ました。ただ、駄菓子や一昔前の遊びの内容にしても間違いなく圧倒的に「こち亀」の方が詳しいですし、そちらの方がライトからディープな世界まで丁寧に描けているとは思います。むしろ、こち亀ではある種、当たり前・読者の共通認識だったであろうことがこの漫画では取り上げられている感すらあります。きっとこれが時代の流れなのでしょうね。個人的にはこうやって引き継がれていくことは素晴らしいことだと思います(そんな大袈裟な話でもないですが…)。
ところで実はこの漫画のお話とギャグは正直それほど好みではなかったのですが、それを補って余りある女の子キャラのカワイさがありました。登場するホタルもサヤもどちらも完全に美少女(ただし、黙っていれば!)。そんな美少女(主にホタル)が一生懸命に駄菓子を説明してくれるとは、なんて幸せなことでしょう。主人公のココノツ君はその辺りのことをしっかりと自覚しなければいけないですよ、まったく。表紙の女の子が好みであれば読んである程度は楽しめることが保証されると思いますし、逆に別に…という方にはオススメできません。
そうそう、懐かしの「ねるねるねるね」ですが、この漫画を読んで初めて合成着色料を使っていないことを知りました(漫画の情報を信じるならば、ですが…[2]一応、Amazonの商品説明にも「合成着色料・保存料不使用」とは書いてあります)。主食で食べるならまだしも、時々食べる駄菓子で合成着色料だからどうこう、という話でもない気がしますが、子供心に身体に悪そうだなあ、と思いながらも楽しさに負けて食べていた過去の自分に教えてあげたいです。きっとより楽しく食べれたことでしょう。そんな現在の私はAmazonで「ねるねるねるね」があるのがわかったので、ポチるかどうか葛藤中です。
美少女が駄菓子を熱く語ってくれる漫画「だがしかし」、今後も基本的には、ホタルとサヤが登場して駄菓子や昔懐かしい遊びを紹介していってくれるなら読み続けることでしょう。
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